-ドウメンヨウヘイ-
ドラム的に違和感がなかったというか、通ずる部分があると感じてた
- ――HOTSQUALLはみなさん幼馴染ということですけど、いつからの付き合いになるんですか?
- ――そんな同級生と20年もバンドをやることになるとは想像もしてなかったですよね。
- ――印象としてはそんな感じだったんですね。
- ――当時、ドウメンさんはハードロックやメタルといったサウンドに惹かれていましたよね。そういったドラマーとしてやっていきたいという気持ちはなかったんですか?
- ――人によっては自分のルーツをおもいっきり打ち出したプレイをする人もいるじゃないですか。でも、ドウメンさんはバンドにフィットするスタイルという印象があって。
- ――HOTSQUALLは凝り固まってないバンドだから、自分の好きな要素も反映できるし、不自由さみたいなモノはなく。
- ――ドラムのフレーズに関して、どうやって作り上げていくんですか?
- ――よくドラマーじゃない人が考えるアレンジって、人間じゃ叩けないようなフレーズもあると聞きますけど、そのあたりは?
始めたてのころは我流だったし、何も考えてなかったんですけどね(笑)
- ――ドラムの音の追求はどうやってしていくんですか?
- ――どういった部分を修正しました?
- ――あ~、そう言われるとたしかにそうですね。
- ――ドラマーはステージのいちばん後ろに位置しますよね。もっと前に出たいといった気持ちはあります?
- ――ハハハハ(笑)。ここは自分のスペースだ、みたいな。
- ――その気持ちはわかります?
HOTSQUALLにとっていいライヴって、そういうのも超えたところにある
- ――では、少し視点を変えて、ドウメンさんから見て、長くやってきたメンバーであるアカマさんとチフネさんに対して、どんな風に感じてますか?
- ――アカマさんはHOTSQUALLの顔であるとも言えると思いますが、ドウメンさんが求めるフロントマン像は?
- ――近年、HOTSQUALLはメンバー間でこうあるべきだ、という意見をぶつけ合いますよね。
- ――改めて意見を伝える際に照れたり、躊躇することがありませんか?
- ――ただ、ビジネスライクなバンドの方が相手に強く求められる気もするんです。昔からの友人だからこそ、言いにくい部分があるのかなと。
- ――そこはしっかりと受け入れるんですね。
- ――では、チフネさんに対して思うことはありますか?
- ――HOTSQUALLは基本はチフネさんのアイディアに基づいて活動していると?
- ――ライヴに関してはどうですか?
- ドウメン
- ドラムのプレイとしては、間とノリをもっと追求したいです。特に間を操れたら、ライヴもさらに良くなると思うので。ただ、そこは僕ひとりじゃできない部分でもあるし、バンドで相乗効果を生み出したいなと。
- ドウメン
- そうですね……バンドの活動方針は僕はあまり語る立ち位置じゃないので。僕個人としては、性格的にかなりマイペースなので、知らないうちにみんなのペースを乱しちゃってるタイミングもよくあって。周りの状況や空気を感じながら動ける自分でありたいなと思ってます。そういうのを気づかせてくれたのもHOTSQUALLで。やっぱり、バンドが好きなんですよね。最近、『ボヘミアン・ラプソディ』や『SOUNDS LIKE SHIT : the story of Hi-STANDARD』を観て、やっぱりバンドって凄いなと改めて感じて。ずっと続けてこれたのも単純にドラムを演奏してられればいいというわけではなく、バンドが好きだからという気持ちの方が大きいですから。
- ドウメン
- 今までは何かとメンバーに頼ってた部分もあるので、自分自身で何かをできるようになりたいですね……実は先日、ひとりでイベントをやったんです。誕生日にD’z GROOVEっていう僕のワンマンで(笑)。不安でしたが、ひとりでも来てくれるお客さんがいるなら、その人に最高に楽しんで帰ってもらうという、強い思いでやりました。いつもなら3人いるけど、この時は準備から何から全てひとり。正直、相当な覚悟で臨みましたが、結果、来てくれたみんなが良かったとか楽しかったと言ってくれて本当に感無量で。いい経験になりました。またやりたいし、今後は他にも自分から動きたいと思ってて。それがバンドの為にもなるだろうし。このインタビューでも何度も言ってきましたが、自分の課題ははっきりしてきてるので、あとはやるだけです。
- ドウメン
- 何だろうな……ただ長く続けていくことが目的ではないんですよね。どういう形であれ、続けるのは素晴らしいことだと思うけど……やっぱり、ちゃんと勝負できるバンドであり続けること。そこが目標ですね。例えば、おじいちゃんになって、僕がカホンを叩いて、バーとかでアコースティックライヴをしてるっていうのも全然アリですが、今はそこを目指す感じではないですね。もっともっと攻めたい気持ちがあるから。この先、はたしてどこまでいけるのか。気持ち的にも体力的にも。もっと若いときと比べたら、時間も無いし、どこかが崩れる可能性だってあるし。だからこそ、今こうして動けるんだったら、ひたすら前を向いて攻めていきたいんです。
今はそこを目指す感じではないですね。もっともっと攻めたい気持ちがあるから
- ――その中で、ドウメンさんご自身としてはこれからどうやっていきたいと考えてますか?
- ――バンドの活動方針やスタンスといったところに関しては?
- ――他に個人的な目標として何か考えてることはありますか?
- ――では、最後にバンドとしてはどうやっていきたいと考えていますか?